【本の要約・感想】新しい文章力の教室_書き方を知らないから損をする
最終更新日:2021年08月14日
あ、ど〜も! ゴルトン社長です!
今日は「新しい文章力の教室」の要約の記事です!
この本の著者「唐木 元」は 下記のナタリーの編集長として、勤めていた人です。
そのため、著者の経験で培われた「読者に分かりやすく事実を伝える」というテクニックが、ふんだんに盛り込まれている本です。
特に「記者としての心構え」「言葉づかいのブラシュアップ」を学びたいのであれば、1番オススメします!
重要なポイントをまとめましたので、本を読む前に要点をつかんでみてください!
1:「事実、ロジック、言葉づかい」の順で、ブラシュアップする
文章が上手くなりたいなら「言葉づかい」の前に、「事実・ロジック」を磨く必要があります。
事実とロジックで文章の7割方の完成度が決まります。
間違った事実、伝わりづらい文章構成は、言葉遣いでは取り返しがつきません。
料理で例えるなら、腐った材料・間違った調理法を行ったら、最後の盛り付け味付きでは挽回できないのと同じです。
『新しい文章力の教室』は「言葉づかい」を主に解説している本です。
なので「事実の収集・ロジックを組み立て」は別の本を読むことをオススメします。
事実をうまく集める方法は、『超スピード文章術』がとても参考になりました。
ロジックや文章構成に関しては、『書く技術・伝える技術』がダントツでオススメします。
しかし、事実を集めたり、うまいロジックや文章構成に沿って文章を書くのは、意外とすぐに慣れます。
本当ですよ!やり方がある程度決まっているので、覚えることが少ないです。
一方、言葉づかいは、長い間時間をかけて成長させていく必要があります。
つまり、文章が上手くなりたいなら「事実・ロジック」を早めにマスターして、そこから言葉遣いを磨いていくことが近道なのです。
2:良い文章とは、完読される文章である
文章を書くのであれば、最後まで読まれる「完読」される文章を目指しましょう。
例えるなら「スープまで飲まれる完食されるラーメン」のような文章を作るのです。
美味しくないラーメンは、
・伸びてる
・麺ののどごしが悪い
といった感じですね。
文章の場合は、
・タイムリーな話題じゃない
・リズムが悪くて突っかかる
などが挙げられます。
つまり、これの逆をすると完読されやすくなります。
・流行っていることを書く
・起承転結などの文章の型に沿って書く
3:事実は具体的に書く!
事実を書く時は、より具体的に書きましょう!!
事実は具体的に書くと、読者に誤解なく鮮明に伝わります。
逆に具体的でなく抽象的だと、読者は理解できずモヤモヤします。
抽象的な単語はやめて、具体的に書くようにしてください。
具体的に書くコツとしては「代名詞・数値」に注意することです!
・「指示代名詞もどき」を使わないで書く
・「すごい上昇」を「70%上昇」など「数字」を入れて書く
「代名詞を使わないで文章を書いたり、数字を毎回入れて書いたりすると、くどくなるのでは?」と思いますよね。
私もそう思っていました。
しかし、自分で「ちょっとくどいかもな〜」と感じるぐらいまで、具体的に書いた方がわかりやすくなります。
くどくなる手前まで、具体的に書くようにしましょう。
ぼんやりワード・主観的な単語も具体的に!!!
代名詞以外にも、抽象的な言葉があります。
今作、次作、前作、
今回、次回、前回、
当サイト
【ぼんやりワード】
物語、作品、ストーリー
企画、番組
【主観的判断を伴う単語】
〜でおなじみ、〜ならでは、〜らしい
達者、人気、豪華
これらの単語もなるべく使わないで、文章を具体的に書くことで分かりやすくなります!!!
特に「主観的判断を伴う単語」は、特にやめたほうがいいです。
例えば、自分の中で人気だと思っている人がいたとしても、読者から見たらそうでもないと感じられることもあります。
筆者の感想がたくさん書かれていて、文章を読むのをやめた経験はありませんか?
筆者だけが盛り上がって感想を書いてしまうと、読者はドンドン冷めていきます。
私は思い返すと結構ありました。
感想を述べるのは「読者の仕事」です!!
筆者はできるだけ「事実を忠実に述べる」ようにしましょう!
人気と書くのであれば、そう判断した根拠を付け加えましょう。
例えば「毎週1本の動画が10万回再生される人気ユーチューバー」など、事実を頭に書くといいです。
4:複数の感覚器を使って、立体的にブラシュアップする
意味は脳、字面は目、語呂は耳を使って、立体的に文章をブラシュアップしましょう!!
例えば、文章を読んでいて意味が分かりにくい部分はありませんか?
その場合、文章の構成が悪い、話が脱線している、など「ロジックが破綻している」ことが多いです!!
文章がつながっているか確認しながら修正しましょう。
次に文章に目を通した時に、漢字が多い文章だったり、ひらがなが多い文章だったりする箇所はありませんか?
・ひらがながかなり使われているところ
漢字やひらがなが極端に偏っていると読みづらくなります!!
適度に言い換えて漢字にしたり、本来の意味から離れた漢字は「かな」に開いたりしましょう。
事 → こと
欲しい → ほしい
居る → いる
言う → いう
仕上げに、文章を読んでみて読みづらい部分はありませんか?
「の」が続いていたり、文の最後が「です・ます」で全部統一されていたりしていませんか?
このように気になった部分を修正して、音読しても違和感がない文章に仕上げましょう!!
最後に
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!
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