【アイデアを実現させる】口だけのアイデアをやめる3つのコツ
最終更新日:2020年11月11日
こんにちは。「ゴルトン社長」です。
皆さんは、学校や会社でこのような事を思ったことはありませんか?
〇〇したら、もっと良くなるのに、どうしてやらないんだろうか?
誰しも、考えたことがあると思います。
しかし、厳しい事を言いますが、このような頭で考えただけのアイデア・口だけのアイデアは「価値ゼロ」です。
今日は、そのような人にならないように「アイデアを実現させるコツ」を3つご紹介します。
◆ 実現に至ったアイデアが、素晴らしいアイデアであり、実現していない物は「価値ゼロ」です。
◆ アイデアを実現する上で一番大変なのが、相手に受け入れられるかどうか
◆ 口だけのアイデアをやめる3つのコツ
① メリット・デメリット・コストを洗い出して、相手の不安を払拭する。
② 最初のスタートと最終的な着地点までの計画を立てる
③ 周りの合意を得るために、最小の力で簡単な検証を実施する。
1. 新しいアイデアはない
まず知って欲しいのが「新しいアイデアは、既存のアイデアの組み合わせ」だという事です。
純粋な新しいアイデアは、普通に生きている中では基本的にありません。
「誰かが必ず考えたことがあるアイデア」ばかりなのです。
しかし、ほとんどの人は一生の中で「純粋な新しいアイデア」を思いつくことはありません。
そんなことはない、有名な人たちは「新しいアイデア」で世界を変えてきた。
純粋なアイデアは、良くある話だ!
こんな意見を持つ人が多数だと思います。
もちろん、私も最初はそう思っていました。なので気持ちはわかります。
しかし、色々過去を調べていくと「斬新な新しいアイデア」も「既存のアイデアの組み合わせ」でしかないと分かってきました。
ジョブズやエジソンですら、既存のアイデア
皆さんに質問です。
「斬新なアイデア」を思いついた有名人をあげてみてください
○エジソン:電球を筆頭に、数々の発明品を作った発明王
○ワット:蒸気機関を作り、産業革命を起こした発明家
「斬新なアイデア」というと、このような人たちでしょうか?
確かに、新しいアイデアで世界を変えた人たちと言えるでしょう。
しかし、ジョブズのiPhoneに関していうと、発売される前から「スマホのような高性能なモバイル携帯」はアップルではない他の会社がすでに世に出していました。
しかし、それらの携帯は値段が高く使いづらかったため、あまり売れていない状況でした。
また、iPhoneのタッチ操作も革新的でしたが、タッチパネルの操作に関しても昔からあります。
皆さん、ご存知のニンテンドーDSです。
iPhoneよりはるか前に、任天堂がタッチパネルを使った商品を発売しています。
なので、iPhoneは「高機能なモバイル携帯 × タッチパネル」という既存のアイデアを組み合わせ実現させ、世に普及させたことがすごいのです。
こう思った人もいるでしょう。
実は、タッチパネルはニンテンドーDSより前から、色んなところに使われています。
例えば「工作機械」という機械の部品を作る機械で、操作部の部分やモニターの部分に昔から利用されています。
ニンテンドーのDSも「ゲーム × タッチパネル」という既存技術の組み合わせなのです。
エジソンといえば、電球を発明した「世界一の発明王」の印象があると思います。
しかし、電球を発明したのは「エジソンではない」というのが最近の有力な説です。
電球自体はすでに存在しており、エジソンは6,000種類もの素材を試したのちに、フィラメントを利用した電気ランプを”実用化”させた。
つまり、元々あった電球の”改良版”を作った人と言えます。
また、蒸気機関を作った「ワット」も同様です。
「トーマス・ニューコメンの蒸気機関」の”修理”を長年継続し、約12年かけて改良版を製作し、産業革命を生み出したのです。
このように、「斬新なアイデア」は知らないだけで「既存のアイデア × 既存のアイデア」の組み合わせであることが、ほとんどです。
2.口だけのアイデアは、なぜ意味がないのか?
〇〇したら、もっと良くなるのに、どうしてやらないんだろうか?
この「〇〇のアイデア」は「斬新なアイデア」ではなく、誰でも思いつく「既存のアイデア × 既存のアイデア」でしかありません。
なので、アイデアを「提案すること自体」には全く価値がありません。
では、価値のあるアイデアと、価値のないアイデアの違いはなんでしょうか?
それは「実現できたか」の違いです。
なぜ実現できないのか?
学校や会社で自分のアイデアを、上の人に提案する機会が少なからずあると思います。
そのような時に、上の人から却下された経験を誰でも1回はあると思います。
受け入れられれば、実現するのになぜ却下されるのでしょうか?
理由は「話だけで現実味がなく、なんとなく受け入れづらい」からです。
つまり「受け入れられれば実現できるアイデア」の最大のハードルは、相手に受け入れられるようにすることです。
アイデアというのは基本役に立つ物を皆思いつきます。
しかし、相手に受け入れられるまでの方法も考えている「アイデア」というのは非常に少ないです。
だいたいは、下記のことが考えられていないので、受け入れられないのです。
② 最初の起動から、最終的な着地点までの流れを描けていない
③ 実例がないため、周りの合意を得る方法がない。
なので、口だけの実現性がないアイデアをやめる3つのコツは、これを一つずつ対策すれば良いのです。
3. 口だけのアイデアをやめる3つのコツ
先ほどアイデアを実現できない=相手に受け入れられない原因は、下記3つだと紹介しました。
② 最初の起動から、最終的な着地点までの流れを描けていない
③ 実例がないため、周りの合意を得る方法がない。
つまり、これらの対策は以下のようになります。
② 最初のスタートと最終的な着地点までの計画を立てる
③ 周りの合意を得るために、最小の力で簡単な検証を実施する。
一つずつ見ていきましょう。
①
とにかく人間は新しい物を受け入れる際は、どうしても不安を感じてしまう生き物です。
なので、メリット・デメリット・コストを洗い出して、相手の不安を払拭する事に、全力を尽くしてください。
現状の方法や他の方法と比較して、自分のアイデアが効果的だという事を徹底的に考えるのです。
曖昧な回答だと、不安や懸念が残ったままなので、受け入れられません。
しかし、しっかりと考えられていれば、不安を払拭することができます。
②
ただ、最初のスタートだけ良くても長期的に考えたら、アイデアが「NG」ということはボチボチあります。
なので、最初から最終的な着地点までの「ざっくりとした計画」を立てるようにしてください。
相手も「1日」「1週間」「1ヶ月」「1年」など、どれくらいの日程感で考えているのか気になっています。
③
ここまで来たら、アイデアが有効かどうか簡単に検証する方法を考えましょう。
できれば実施してしまうのが良いです。
なぜ検証する必要があるのでしょうか?
それは、どんなに①②が良くても、いざ実用してみたら微妙だったり思わぬトラブルがあったりするからです。
相手は経験上それを分かっているので、簡単にOKを出してくれません。
なので、簡単な検証を実施して、①②で考えたことが問題ない事を証明する必要があるのです。
実は人間は何か新しいことがあった際に「本当に大丈夫だろうか?」「他に方法がないのだろうか?」という2つの疑問を持つようになっています。
なので、①②③が出来ていれば、この2つの疑問は解消されるので、問題なくアイデアが受け入れられます。
これでもアイデアが受け入れられない場合は、
- 相手が感情的に考えていて「とにかく新しいことが嫌になっている」
- 自分のアイデアの「どこかに間違いがある」
のどちらかです。
前者の場合は、他の人に意見を募って、仲間や共感者を増やして説得するしかありません。
後者の場合は、周りに意見を聞いてアイデアを少しづつ修正していきましょう。
まとめ
◆ 新しいアイデアは、基本的にはない。誰かが必ず考えたことがある物ばかり
◆ 実現に至ったアイデアが、素晴らしいアイデアであり、実現していない物は「価値ゼロ」です。
◆ アイデアを実現する上で一番大変なのが、相手に受け入れられるかどうか
その上で、口だけのアイデアをやめる3つのコツを紹介しました。
② 最初のスタートと最終的な着地点までの計画を立てる
③ 周りの合意を得るために、最小の力で簡単な検証を実施する。
最後に
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