【本の要約・感想】99.9%は幸せの素人_間違った思い込みをしていませんか?
最終更新日:2021年07月23日
「ゴルトン社長」です。今日は「99.9%は幸せの素人」の要約の記事です。
この本は「間違った思い込みに気づかせてくれる本」です。
例えば次のようなことをいつのまにか正しいと思い込んでいませんか?
・夢や目標が叶ったら幸せだ
・お金よりも大切なことがある
・嫌なことがあっても常にポジティブでいることが大切だ
・自分に厳しくした方が自己成長できる
・嫌われる勇気があれば人間関係で疲れずもっと楽になれる
・付き合う人は優しい人の方がいい
本当はこれらのことを実行すると、不幸になることが科学的に判明しています!
しかし周りの人も同じような事をやっているので、これをやれば幸せになれると思い込んでしまっているのです。
なので、幸せになる方法は「間違った思い込みをなくして、本当に自分が幸福になれる方法を実践する」ことです!
幸福になれる方法を、この本ではたくさん紹介してくれます!
この記事では特に私の中で学びになった点をチョイスしました!!!
順番に紹介していきます
1:〝お金を稼ぐ努力〟は必ずしも私たちを幸せにする努力ではない
幸せになるためには、お金は必須なので稼ぐべきなのです!!!
「お金が全てじゃない」なんて綺麗事を言わないで、お金は稼ぐべきなのです。
ただし、年収800万円までです!
カーネマン教授の結論は、「年収800万円付近を境に、それ以上収入が増えても幸福度はほぼ変わらない」だったのです。
「でも、年収が増えたら嬉しいでしょ!?」って思いますよね。
実は、年収が2倍になっても「私たちの幸福度はたった9%」しか上昇しないのです。
えっ?……たった9%?……
驚きですよね!?
ただ、次のように考えると納得できる部分もあります。
・睡眠時間を削り、仕事に打ち込む時間を増やす
・家族との時間を犠牲にする
・休日も毎日出勤して、残業も増える
このように、何かを犠牲にして得た2倍の年収では、幸福度もさほど上がらないというのは納得できる話です。
なので、あまり無理をせず年収800万円までは稼げるように頑張る。
ただし800万円以降は、お金以外の「正しい幸福になる方法」を実践することで、幸福度をグーンと上げることができるのです!!
幸福になるお金の使い方
「経験・体験」にお金を使った満足感(幸福感)は、時が経つにつれて増加していく傾向があります。
その一方で、「モノ」にお金を使った場合の幸福感は、時が経つにつれて減少することもわかっています。
みなさんが、今まで「すごく幸せを感じた時」のことを思い出してみてください。
どんなシーンが思い浮かびますか?
例えば、新型の家電を買った時でしょうか?
使い始めた当初は嬉しくて幸せかもしれません。
しかし、使い続けているとそれが当たり前になってしまい、幸福度はあまり上がりません。
一方で、経験や体験は「思い出す」ということで幸福度が上がります。
また、時が経てば経つほど「思い出補正」や「記憶が美化」されたりして、その経験や体験がものすごく素晴らしかったものに感じてしまいます。
2:幸福度や仕事での成功に重要な要因は?
幸福度や仕事での成功にもっとも影響を与える要因は何かと言うと、「温かな人間関係」を築くことができたかどうかだったのです。
もちろん嫌いな人・生理的に合わない人と、無理に仲良くなるという話ではありません。
そんな人とは嫌われない関係であれば良いです。
好きな人、大切な人に時間の大半を費やして、暖かな人間関係を作りましょう。
具体的に何をすれば良いのか?
ちょっとした笑顔で、アイコンタクトをして「ありがとう」と言うだけでも効果がある。
相手にいい人があった時は必ず反応するようにしましょう!!
想像してみてください。
例えば、パートナーが良い知らせがあった時、何かを成し遂げた時に、あなたからの反応が薄いとどうなるのでしょうか?
パートナーはあなたから、尊重されていない、認められていない、大切にされていない、という印象を抱くことになります。
これは「辛い時に寄り添わない」ということよりも実は印象が悪くなります!
辛い時に寄り添うことも大切ですが、それ以上に嬉しい時に反応してあげない方が、相手との信頼関係を失います。
パートナに限らず友人や大切な人に、どんな小さなことでも良いことがあったと伝えられたら、本人以上に熱を持って反応してください
価値観の一致こそパートナーシップの幸福度に最も大切なところ
裁判官の司法統計によると日本の離婚原因の第1位はダントツで性格の不一致ですが本当のところはそれは幸福とに関係ないのです 。
お金の使い方や子供をどう育てたいか、人生をどう歩んでいきたいか、などの価値観が似ていれば似てるほど、幸福度が高くうまくいきやすいのです。
性格が内向的とか、社交的とか、おっとりしているとか、心配症とかなどの性格なものは、パートナーとの幸福においてはあまり関係ありません。
お金の使い方、物事の善悪などの方がよっぽど重要なのです。
価値観が一致していないと、意見の言い争いのトラブルが多くなるので幸福度は上がりづらいです。
3:自己肯定感を上げるのではなく、自己否定感をなくす
人生の満足度はどれだけ自分へのハードルを下げられるかで決まるのです。
どんな自分であっても「そんなんじゃだめだ」と思うのではなく、どんな自分も「それでいいんだ」と思える力が人生の満足度に影響するというわけです。
自己肯定感を上げるのではなく自己否定感をなくすのです。
できていない部分だけを見るのではなく、できている部分を見てあげるべきなのです。
例えば、甲子園を目指して「毎日素振りを1000回」と決めていたのに、今日は「800回」しかできなかったとしましょう。
こんな時に「こんなんじゃダメな」と落胆しながらも、一方で「今日も素振りに取り組めた」「800回はできた」と受け入れられる部分がありますよね。
このように、できた部分を素直に受け入れることができるほうが、幸福度が高くなるということです。
これが素直に受けられない人の場合だと、
「800回しかできなかった」
「自分は約束を守れない最低な人間だ」
という具合に自分を責めすぎてしまいます。
これは自分の良い点を見ていないので、幸福でもないですし、自信もなくしてしまいます。
そうすると、ドンドンやる気がなくなって次第には素振りすらやらなくなってしまいます。
それはもったいないですよね?
良い点も悪い点も受け入れる方法
良いも、悪いも「自分のそのままを受け入れる力」を「自己受容力」と言います
自己受容力を鍛える方法はとても簡単で自分で自分の労をねぎらうという方法です
忙しいのによくやってるね
本当にすごいよ
いつもありがとう頑張ってるね
自己受容力が高ければ高いほど「人生の満足度が高まり、幸福度が高くなる」という仕組みにつながっています。
最後に
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!
最近は、たくさんの読者さんから「コメント」や「メッセージ」が届くようになりました!!
皆さんと会話できて嬉しいですし、コメントで毎日励まされています!
「スターボタン」「記事のシェア」または「Twitterのフォロー」をしていただけると大変嬉しいです。